私はよく「効率的な単語の覚え方」を検索しますが、「単語帳の回転数を上げ、反復回数を増やす」いつもここに辿り着きます。
なので結論から言うと、「書いて覚える方法は、見て覚える方法よりも効率が悪い」ということになります。
確かにそうだとは思うのですが、私にはどうもしっくりきません。
私は「書いて覚える派」です。
書いて覚えることが効率が悪いとは言っても、見て覚える方法で効果を感じないのなら、書いて覚えるしか方法はないのです。
確かに書いて覚える方法は、見て覚える方法よりもその行為自体は時間がかかりますが、書くことで脳への定着率は格段にアップします。
この記事では私が実践している書いて覚える方法をご紹介します。
単語を暗記するためのノートの書き方
書いて覚えるとは言っても同じ単語を10回も20回も書くことはしません。
書いて覚える方法も見て覚える方法と同じく、その単語に出会う回数を増やすことが大切です。
長文読解でわからない単語をノートに書き出す
単語を覚える際に単語帳は使わず、長文読解をしながらわからない単語をノートに書き出します。
単語帳を使うと、その例文でしか単語の意味が覚えられないからです。
同じ単語でも文章によってニュアンスが違うので、色々な文章を読むことで「こういう風にも使う」が学習できます。
また辞書の2番の意味や3番目の意味を覚えるのも、単語帳よりも読解で覚える方が覚えやすいです。
長文読解の教材については下の記事で触れていますが、主にニュース記事や小説、DELEのテキストを使用しています。
ノートに書き出す単語は、即答できない単語は全て、「さっきも書いた」単語でもノートに書いています。
そしてまた翌日に違う文章を読解すると、昨日と同じ単語が出てきますが、文章の背景が違うと「昨日の単語だ!」と気づけないんです。
なのでまた昨日と同じ単語を今日も書きます。
この同じ単語を何度も書くというのが、この書いて覚える方法の狙いです。
そうやって何度も同じ単語を書いているうちに定着していきます。
読解をしながら単語を書き出していると、題材別の頻出単語の傾向が見えてきて、この形容詞はよくこの単語とセットで使われている、この動詞にはこの前置詞がくるなど、単語の周辺情報も一緒に覚えられるようになってきます。
ノートの書き方
ノートにはこのように例文などは書かず単語のみ書いています。
このノートはA5サイズの80枚のノートです。
半ページに約40個、1ページで約80個の単語が書けるので、ノート1冊で約6,400語の単語を書いていることになります。
ノートのサイズ
あまり重要なことに感じないかもしれませんが、ノートをB5からA5サイズに変更したことで復習しやすくなりました。
A5サイズは「その辺」に置いておけるサイズ感で、ノートを見る頻度が格段に増えました。
結局は単語ノートを見てはいるのですが、単語帳よりも自分の字の方が記憶に残りやすいように感じます。
ソファーに座っている時にパラパラめくったり、歩きながらも片手で持てたり、そういった隙間時間を有効に使えます。
単語暗記は朝に復習すると脳に定着しやすいので、前日に書き出した単語は翌朝に1度は見返しています。
おすすめ単語帳
単語帳を使って単語を覚えないとはいっても、1冊は手元に置いておきたいですよね。
おすすめの単語帳はこちらの記事でまとめていますので参考にしてみて下さい。
書くことのデメリット
実は書くことにもデメリットがあり、一番感じるデメリットは肩こりです。
書くという作業はとても集中できるので、あいだにストレッチをする間もなく気づいたら肩がガチガチになっています。
語学学習を始めてからずっとこの肩こりに悩まされていたのですが、実は肩こりに効くグッズに出会い、肩こりという悩みが解消されました。
こちらの記事にまとめていますので、肩こりに悩んでいる方は参考にしてみてください。